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漕艇部
阪大史上初の優勝
2022年10月21日(金)~23日(日)に埼玉県の戸田ボートコースにて開催された第63回全日本新人選手権大会に出場し、男子舵手付きフォアが初優勝した。
全国大会で日本一になったのは、大阪大学漕艇部史上初で、歴史に残る優勝となった。また、国公立大学の同種目の優勝は、1986年東京工業大学の優勝以来、実に36年ぶりであり、スポーツ推薦の私学が圧倒的に優位な新人戦において日本一になったことは、日本ボート界における快挙となった。
男子舵手付きフォアのクルーメンバーである森正翔さん(法学部法学科2年)、菊池蘭生さん(工学部地球総合工学科2年)、大平壮真さん(工学部環境・エネルギー工学科2年)、肥後颯天さん(外国語学部ポルトガル語専攻2年)、大玉佳凜さん(人間科学部人間科学科2年)の5名は、2021年に入部以来、この大会を新人期の集大成の目標として、練習を重ねてきた。
全国大会で日本一になったのは、大阪大学漕艇部史上初で、歴史に残る優勝となった。また、国公立大学の同種目の優勝は、1986年東京工業大学の優勝以来、実に36年ぶりであり、スポーツ推薦の私学が圧倒的に優位な新人戦において日本一になったことは、日本ボート界における快挙となった。
男子舵手付きフォアのクルーメンバーである森正翔さん(法学部法学科2年)、菊池蘭生さん(工学部地球総合工学科2年)、大平壮真さん(工学部環境・エネルギー工学科2年)、肥後颯天さん(外国語学部ポルトガル語専攻2年)、大玉佳凜さん(人間科学部人間科学科2年)の5名は、2021年に入部以来、この大会を新人期の集大成の目標として、練習を重ねてきた。
敗者復活戦を突破
予選は法政大学に次ぐ2着で敗者復活戦に回った。
予選後、選手たちは、結果に左右されることなく、冷静に自分たちの漕ぎを分析・反省し、翌日の敗者復活戦のレースプランについて話し合っていた。
高校時代からボート競技を続けている漕手4名は、レース経験豊富で試合でも浮足立つことなく、自分がその日にできるベストパフォーマンスを発揮するために集中している姿が印象的だった。普段の生活では、性格も考え方も異なる4人が、一度艇に乗ると見せる化学変化は、レースごとに大きくなっていった。
予選後、選手たちは、結果に左右されることなく、冷静に自分たちの漕ぎを分析・反省し、翌日の敗者復活戦のレースプランについて話し合っていた。
高校時代からボート競技を続けている漕手4名は、レース経験豊富で試合でも浮足立つことなく、自分がその日にできるベストパフォーマンスを発揮するために集中している姿が印象的だった。普段の生活では、性格も考え方も異なる4人が、一度艇に乗ると見せる化学変化は、レースごとに大きくなっていった。
敗者復活戦では1着のみが準決勝進出というプレッシャーを跳ね除け、準決勝へとコマを進めた。しかし、他の組の強豪チームにはタイム的には負けており、油断のできない準決勝進出だった。
舵手(コックス)とクルーメンバーとの信頼関係
舵手(コックス)の大玉佳凜さんは、クルー唯一の未経験者で入部から昨年11月まではマネージャーとして活動していたが、この大会のためにコックスに転向し、1年間練習に取り組んできた。
コックスは「漕がない選手」。舵を使って船の進行方向をコントロールしながら、漕手に号令をかけて鼓舞し、レースを展開させていく重要なポジション。漕手は進行方向に背を向けながら漕ぐ一方、コックスだけは進行方向を見ることができることに加え、客観的にクルーの状態を分析し対応方法を指示しなければならず、クルーメンバーとの信頼関係が不可欠である。
大玉さんは他メンバーとの経験の差を埋めるべく、試合では漕がなくとも、1人漕ぎ艇で漕ぐ練習をして漕手目線を経験したり、コーチや先輩漕手にアドバイスを求めたり、ひたすら乗艇ビデオを見たりと、真摯に競技と向き合ってきた。また、大玉さんの素直で天真爛漫な性格は、コックス転向後も変わらず、スポンジのようにたくさんの知識・技術を吸収していった。そういった1年間が、結果的に漕手との信頼関係を生んだ。会場の戸田ボートコースでのレースは大玉さんにとって初めてだったが、1年前からは想像もつかないような、逞しい表情に変わっていった。
コックスは「漕がない選手」。舵を使って船の進行方向をコントロールしながら、漕手に号令をかけて鼓舞し、レースを展開させていく重要なポジション。漕手は進行方向に背を向けながら漕ぐ一方、コックスだけは進行方向を見ることができることに加え、客観的にクルーの状態を分析し対応方法を指示しなければならず、クルーメンバーとの信頼関係が不可欠である。
大玉さんは他メンバーとの経験の差を埋めるべく、試合では漕がなくとも、1人漕ぎ艇で漕ぐ練習をして漕手目線を経験したり、コーチや先輩漕手にアドバイスを求めたり、ひたすら乗艇ビデオを見たりと、真摯に競技と向き合ってきた。また、大玉さんの素直で天真爛漫な性格は、コックス転向後も変わらず、スポンジのようにたくさんの知識・技術を吸収していった。そういった1年間が、結果的に漕手との信頼関係を生んだ。会場の戸田ボートコースでのレースは大玉さんにとって初めてだったが、1年前からは想像もつかないような、逞しい表情に変わっていった。
準決勝を制す
大会3日目、準決勝。いよいよ簡単に勝つことができない強豪校とのレース。スタート直後は他大学に出られても焦ることなく着実に抜いていき、9月の大学選手権で逆転されて敗れた東京経済大学を抜かして1着で決勝に進出し、雪辱を果たした。
そして栄冠に輝く
そして同日午後、会場の注目を一点に集める決勝戦。大阪大学は第3レーン。東京経済大学、法政大学、富山国際大学といったいずれもスポーツ推薦で選手を集めることの多いボート強豪校との決戦が始まった。
スタートでは法政大学が予想通り飛び出し、500m地点までは大阪大学、東京経済大学、富山国際大学の3艇が半艇身差で法政大学を追いかける形になった。500m付近から富山国際大学が徐々に落ちてきたが、大阪大学は東京経済大学に1シート差でしっかり付いて行き、予選で敗北した法政大学とは半艇身差ほどあいた状態で追いかける形が続いた。
そして、750m付近でじわじわと法政大学に追いついて行き、1,200~1,300m付近で大阪大学、東京経済大学、法政大学が並んだ。1,500m付近、残り500mでレート(ピッチ)を上げ、残り300mでスパートをかけて他2艇と半艇身差をつけ、トップに踊り出た。残り250mでラストスパートをかけて、半艇身差をしっかり守り続け1着でゴールし、見事優勝を勝ち取った。
2023年度シーズンのスローガンは『ゴリ押し』
インカレ男子フォア第4位の快挙に続き、新シーズンを引っ張っていく2回生が大きな結果を残した。スポーツ推薦がない国公立大学でも優勝することができ、希望を持って努力し続けることの大切さを教えてくれた。
漕艇部は来年4月から始まる2023年度シーズンの大会は、『ゴリ押し』というスローガンで戦っていく。攻めの姿勢で、ゴリ押しで、どんな逆境にもめげずに漕ぎ続けるチームになれるよう、選手・マネージャー・トレーナー一丸となり、更に高い目標に向かってこれからも精進していく。
漕艇部は来年4月から始まる2023年度シーズンの大会は、『ゴリ押し』というスローガンで戦っていく。攻めの姿勢で、ゴリ押しで、どんな逆境にもめげずに漕ぎ続けるチームになれるよう、選手・マネージャー・トレーナー一丸となり、更に高い目標に向かってこれからも精進していく。
【その他種目結果】
女子ダブルスカル 準決勝4着
男子ダブルスカル 敗者復活戦2着
女子ダブルスカル 準決勝4着
男子ダブルスカル 敗者復活戦2着