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大阪大学「学生動画コンテスト」2021年度SDGsアイデア賞受賞作品制作者にインタビュー

2023.09.04
 まちかねっ!ライターズ
“3 Minutes of Inspiration for Sustainable Development” 大阪大学「学生動画コンテスト」は本学の学生及び本学の海外協定大学の学生を対象に、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマとする3分間の動画作品を募集しているものです。
2021年度は世界10か国から69作品、2022年度は世界15カ国36大学から92作品もの応募がありました☆
たくさんのご応募、ありがとうございました!
今年度も、学生動画コンテストの参加者を募集しております✨
最優秀賞受賞者には、なんと!現金10万円を贈呈いたします!
概要につきましては、こちらよりご確認をお願いいたします。
2021年度の受賞者の方に、参加経験談と動画制作のヒントを教えてもらいましょう🌸

Q1: 最初に、簡単な自己紹介と、作成された動画の紹介をお願いいたします!

ガンさん:チンティエンガン(TRINH THIEN NGAN)です☺大阪大学人間科学研究科 比較行動学専攻 博士前期課程2年生です。動物行動学の研究をしており、現在東京の動物園で調査を行っています♪
私は、Minimalism now! という動画を作成しました。3分の動画で、私たちの日常に存在するものが、本当に生活に必要なものなのかという疑問を投げかけています。

Q2: コンテスト参加のきっかけを教えてください!

ガンさん:たまたま、KOANの掲示板で動画募集の記事を目にしたからです(笑)高校生の頃から動画制作に取り組んでいたので、久しぶりに挑戦したいと思い、参加を考え始めました✍そして、コンテストのテーマがSDGsだと知ったとき、自分がちょうど伝えたいと思っていたメッセージを伝えるチャンスだ!と感じ、コンテストへの参加を決意しました。

Q3: なるほど!SDGsについて、もともと何かお考えがあったのでしょうか?

ガンさん:そうですね。学生時代にミニマリストだったこともあり(笑)、ミニマリズムについて伝えたい!という思いがありました。ミニマリズムとは、自分にとって、「いらないモノ」を勇気を持って手放すことで、生活がシンプルになる一方で、心を豊かにするライフスタイルです。SDGsというテーマは幅広くて漠然としたイメージがあるかもしれませんが、身近なことでも、自分の伝えたい思いをぜひ題材にしていただきたいです✨動画を見た方にも、きっと自分の思いが届くと思います!

Q4: 動画のアイデアやコンセプトは、どのようにして思いついたのでしょうか?

ガンさん:アイデアについては、 SDGsに関する話題を通じて、視聴者に何か考えさせる要素を盛り込みたいと考え、思いついたものです。人々が生活の中で誰でも取り組める小さな行動とは何か?と考えたときに、自分の中で一番身近だったミニマリズムを題材にしよう!と思いました(笑)
しかし、ミニマリズムの素晴らしさを単に伝えるだけでは、視聴者に十分なインパクトを与えることはできません。コンセプトについて、制作チームの仲間とたくさん話し合いました。そして、白黒で単調な雰囲気を徐々に明るくしていく構成とすることで、心の変化を動画で表そうと考えました🌞 また、部屋の中にいかに物が多いか、それらは本当に必要なのだろうかと自問自答する場面は、視聴者すべてに共感を呼び起こすことができるのではないかと考えました。

Q5: 動画を作るうえで楽しかったことと、大変だったことを教えてください!

ガンさん:久しぶりに高校時代以来の友人と集まって、動画制作に取り組むことができたのが楽しかったです☺そして、チーム全員が動画コンテスト初応募でしたし、そのうえ仕事や学業で多忙だったことが大変でした…。限られた時間の中で、自分たちの伝えたいメッセージを効果的に表現することに努めました!

Q6: Minimalismの動画制作後、ガンさん自身にはどのような変化がありましたか?

ガンさん:コンテストへの参加を通じて、初めて自分が考えたアイデアを動画として具現化するという貴重な経験を得ることができました✨今回の入賞が大きな自信につながり、大阪大学創立90周年・大阪外国語大学創立100周年記念で行われた学生アウトリーチコンテストにも参加しました!そこでも、セブンイレブン賞受賞という好成績を残すことができました♪

Q7: 今後の動画制作について、なにか予定されていることはありますか?

ガンさん:最近は、研究室内で淡路島モンキーセンターのYouTube発信をしています🐵コンテストに参加することで得られた動画制作力が、研究にも活かされていると感じます!

Q8: 最後に、コンテストの参加を志す人に一言、お願いします!

ガンさん:動画制作を行うなかで、一人では乗り越えられない困難があるかもしれません。そういう時は友人や、動画制作の経験豊富な方にアドバイスを求めることが大切だと思います。そして、SDGsについて、自分の心から伝えたい思いがあるのなら、その気持ちを忘れずに動画制作に取り組んでいただきたいです。その気持ちはきっと、動画という枠を超えて、見る人の心に届くと思います!

~インタビューを終えて~

ガンさんとのインタビューを通じて、動画制作において、何か特別なメッセージを伝えたいという強い意志を持ち、その情熱を動画という媒体に込めて制作することの重要性を再認識しました。3分間の動画を制作することは大変な作業ですが、その最初の一歩を踏み出す勇気を、今回のインタビューから得ることができたと思います。
さて、今年も“3 Minutes of Inspiration for Sustainable Development” SDGs 動画コンテストを開催する運びとなりました。ぜひ奮ってご参加ください!
動画制作に取り組む際、皆さんは現代社会や地球が抱える課題のなかで、どのようなことに一番関心がありますか。その課題を解決するために何ができるでしょうか。また、社会の一員として、どのように貢献できると考えていますか。皆さんの所属するコミュニティ(大学や地域など)が直面する社会課題のうち、SDGsに関連するものに焦点を当て、その課題に対して少なくとも一つ、革新的な提案や解決策を動画を通じて表現してみてください。皆さんの応募をお待ちしています!
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まちかねっ!ライターズ