大阪大学交響楽団は2024年1月20日(土)に神戸文化ホール大ホールで第122回定期演奏会を開催した。今回のプログラムは、ロッシーニ作曲歌劇「セビリアの理髪師」序曲、チャイコフスキー作曲組曲「くるみ割り人形」、ラフマニノフ作曲交響曲第2番ホ短調の3曲。客演指揮者には末廣誠氏を迎えた。
団員はステージ上で練習の成果を発揮し、音楽の持つ物語や情景、そして団員の音楽に対する想いを精度の高い演奏で表現し、来場した1,000人を超える観客を魅了した。終演時には、会場が大きな拍手に包まれ、演奏会は大成功に終わった。
大阪大学交響楽団とは?
大阪大学交響楽団は、大阪大学の学部生・大学院生からなるオーケストラ団体であり、阪大オケの愛称で親しまれる。団員数は約150名にもなる、本学最大規模の課外活動団体である。
1953年に第1回定期演奏会を開催し、今年夏には第123回を迎える。年2回行われる定期演奏会や、入学式・卒業式などの大学公式行事での演奏、近隣での依頼演奏など幅広く活動している。
昨年度は、前述の第122回定期演奏会の他、7月に第121回定期演奏会を開催したほか、8月の「中之島なつまつり2023」でのアンサンブル演奏や、9月の「ワンコイン市民コンサート」でのピアニストの岩井美子さん、関西フィルハーモニー交響楽団アソシエイトコンサートマスターの堀江恵太さんとのコラボ演奏を行った。
団員の日常を追ってみよう!
平日の阪大オケをのぞいてみよう。団員は皆大阪大学の学生であり、朝から夜まで学業に励む合間を縫って、練習にも励んでいる。団員の練習場所であり、憩いの場でもあるのは豊中キャンパス内の学生会館1階(通称:学館)。練習に必要な楽器・譜面台・楽譜等はもちろんのこと、椅子・机も多数あるので、昼食や談笑、予習等に利用する団員もいる。
時間は夕方、講義を終え、アルバイト先や家へと向かう学生も多い中、学生会館は阪大オケの団員で賑わいをみせる。平日の夜には、パート練習や弦楽器・金管楽器・木管楽器等のセクションに分かれた練習が行われることが多いのだ。練習の主な会場は豊中キャンパス内の空き教室や、近隣の公民館である。団員らは、学業に追われながらも時間を見つけては集まって練習に向かい、なかにはこのために吹田・箕面のキャンパスから学内バスを利用して豊中キャンパスに来る団員も存在する。団員らは定期演奏会の成功を目指して夜遅くまで練習に励む。
今度は休日の阪大オケをのぞいてみよう。この日は近隣の公共施設を借りての合奏練習だ。阪大オケの団員は休日も早起きして練習に向かう。平日の個人練習・パート練習でやってきたことをこの合奏にぶつけ、他のパートのメンバー、学生指揮、先生方と話し合い、悩み、試行錯誤しながら曲を創ってゆく。
夕方、練習を終え、団員らは帰宅する。合奏を終えると、収穫もあれば、新たな課題も見つかる。団員は、疲れを感じながらも、演奏会を成功させたいという気持ちと今後の練習への熱意を強めて一日を終えるのだ。
団員は今日も練習に励む、演奏会の成功を目指して。
📅 今後の予定
2024年7月13日(土)第123回定期演奏会
客演指揮:山上紘生
会場:豊中市立文化芸術センター 大ホール
~曲目~
ブラームス 交響曲第1番
モーツァルト 交響曲第35番 「ハフナー」
ブラームス 「悲劇的序曲」
客演指揮:山上紘生
会場:豊中市立文化芸術センター 大ホール
~曲目~
ブラームス 交響曲第1番
モーツァルト 交響曲第35番 「ハフナー」
ブラームス 「悲劇的序曲」
「Handai Sketch」では、大阪大学の文化系クラブの活動や演奏会、展覧会等での受賞など、学生の皆さんの活躍を配信中!日々奮闘する部員の部活にかける想いや努力の成果をお届けします♪
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