先週に引き続きこんにちは。『まちかねっ!』編集部Oです。

【怒涛の前編】につづき、新キャンパス移転直前の現箕面キャンパスを、 阪大広報のYouTuberであり大阪外国語大学モンゴル語専攻1998年卒業生でもあるUさんと一緒に、思い出を振りかえりつつ巡ります!

キャンパス西側の講義棟や体育施設の見学を終え、キャンパス北東側に。今回はここから、キャンパス東側を通って南側の福利会館へ向かいます。

箕面キャンパスでの生活って?寮やサークルボックスもある東側

このあたりは・・・寮がいっぱい建ってますね。

Uさん:もみじ寮は男子禁制やから、僕も入ったことないわ。
編集部O:外国語学部の学生って寮に住んでいる人多いんですか?
Uさん:せやな。箕面キャンパス内の向陽寮、もみじ寮は外国語学部生の率が高いわ。でもキャンパス近辺、特に南側には学生用のマンションがいっぱいあって、そこらへんに住んでる人も多いんやで。ここって住所が箕面市粟生間谷東やろ。僕が学生の頃はキャンパス近辺に下宿してる学生を「マダニアン」って呼んでたわ。「君って寮生?ああ、マダニアンなのね。」が用例。

歩いているとこんな看板が。噂には聞いていたけど、やはり出るのね。

Uさん:朝方に親子連れのイノシシを何度も見かけたわ。。整然と一列に並んだイノシシの親子がそこをくぐって茂みに入っていくねん。かわいいけど、親子連れのイノシシは特に気性が荒いので注意するようにって猟友会のおじさんに聞いたことがあるわ。

以前はこの中にも食堂(キュート)があったとか。
大阪外大時代を過ごしたTさんより:
主に留学生が利用するのでさほど混雑がなく、よく利用していました。社交的な留学生は生協に行くので、比較的いつも静かで快適でした。
あと月1ぐらいで留学生が夜な夜なパーティーを開催したりして、「ここ日本!?」と思うことも多々。笑
主に留学生が利用するのでさほど混雑がなく、よく利用していました。社交的な留学生は生協に行くので、比較的いつも静かで快適でした。
あと月1ぐらいで留学生が夜な夜なパーティーを開催したりして、「ここ日本!?」と思うことも多々。笑

続いては、サークルBOXへ!

なんだか暗いな。あ、電気が点かない。
ほとんど引っ越し作業が済んだ後のようで、ひっそりしていました。


大阪外大時代を過ごしたTさんより:
学生のたまり場といえば、やはりサークルBOXと中庭、生協前かなぁ。
私は写真部だったので、よく部室の暗室で現像作業をしていました。
あと部室のコタツで部員とたわいもない話をするのが楽しかったです。
学生のたまり場といえば、やはりサークルBOXと中庭、生協前かなぁ。
私は写真部だったので、よく部室の暗室で現像作業をしていました。
あと部室のコタツで部員とたわいもない話をするのが楽しかったです。

サークルBOXもきっと箕面で学んだ学生さんたちの憩いの場だったはず!ありがとう!

Uさん:この建物の裏手にあの烈士の碑が祀られてたんやで。新しい箕面キャンパスに移転するんやってな。
編集部O:ひっそりしたところにあったんですね。新しい箕面キャンパスでは外国語学研究講義棟横の中庭に設置されていましたね。

編集部O:あ、箕面事務室のMさんが言っていた春に桜がきれいな通りはここですかね🌸
Uさん:そうやな。ここの八重桜は満開の時期が少し遅くてGW前やねん。この春は誰にも見られず咲くのかな・・・。
外国語学部の真骨頂。言語のデパートB棟!

桜並木を抜けて広場前のB棟まで戻ってきました。B棟には先生たちの研究室があるんでしたね。たくさんの言語が並んでますね~。

Uさん:外国語学部には25の専攻語があってな、スワヒリ語、スウェーデン語、ハンガリー語専攻とかは阪大外国語学部にしかないんやで。東京外国語大学にもあれへん(自慢げ)。


編集部O:なんかいっぱい貼ってある。いろんなポスターがあって、廊下を歩いているだけでもワクワクします♪
Uさん:え、珍しい?
編集部O:ハイ、おもしろいです!私は法学部出身なんですけど、掲示板以外のところに貼り紙してあるのは見たことありません(笑)。このまま残して引っ越ししちゃうのもったいないですね。。。
Uさん:いや、外国語学部ってこういうもんやからこれが普通やと思ってたわ。新しい箕面キャンパスでも先生方の部屋のドアはカラフルになると思うで。
編集部O:めっちゃかわいいです。新キャンパスにも引き継がれていく文化、ステキですね。
阪大外国語学部4回生Nさんより:
レポートに行き詰まると研究室・学生指導室があるA棟の5階から上をよく歩いていました。運が良いと仲の良い先生に会うことができて、立ち話をして刺激を受けていました。研究室の外に貼られているポスターを読むのも好きでした。
レポートに行き詰まると研究室・学生指導室があるA棟の5階から上をよく歩いていました。運が良いと仲の良い先生に会うことができて、立ち話をして刺激を受けていました。研究室の外に貼られているポスターを読むのも好きでした。


Uさん:先生、引っ越し作業お疲れ様です! ん?そこの黄色い袋ってもしかしてノミンデパート(社会主義だったモンゴル人民共和国時代に設立された国立のデパート。当時はびっくりするほど客対応がひどかった。民営化され現在も営業中)の買い物袋じゃないですか?こんなものが普通に居室に置かれているとは、さすがはモンゴル語教授ですね。


B棟に並んで建っているのは、総合研究棟。主に大学院生が使用している建物です。

ここにはコンピュータ学習室があります。覗いてみたところ勉強している学生さんがいました。ので、遠慮して、休憩室だけパチリ📷
阪大外国語学部デンマーク語専攻2017年度卒業生Oさんより:
レポート課題や卒論を作成したり、教材を印刷して黙読したり、 PCの台数も多く、勉強しやすい環境で、でも多くの学生が集う場所なので、 どよーんとした雰囲気でもなく、友達とこっそり相談しながら課題に取り組んだりできて、 ここも素晴らしい学習空間になっていました。
レポート課題や卒論を作成したり、教材を印刷して黙読したり、 PCの台数も多く、勉強しやすい環境で、でも多くの学生が集う場所なので、 どよーんとした雰囲気でもなく、友達とこっそり相談しながら課題に取り組んだりできて、 ここも素晴らしい学習空間になっていました。
世界時計の広場の西面にそびえる、外国学図書館。

取材時は閉館していて入れませんでしたが、図書館については多くの方から大絶賛のコメントをいただきました。
阪大外国語学部デンマーク語専攻2017年度卒業生Oさんより:
図書館には、机や椅子が至る所に設置されているので、自習も読書もしやすくて、 (授業に関係のないものを含めて)言語をはじめ外国に関する興味のある本を たくさん読んだ思い出が詰まっています。
また、特に気に入っているのは4階のAVライブラリーです。
スクリーンが沢山あって外国学図書館にある映画を視聴できるようになっており、 その一つ一つが、3方面を顔より高い壁で囲まれているので隔離具合もちょうど良く、 ヘッドフォンも完備され、椅子の座り心地もよく、 疲れていても自分と映画だけの世界に没頭できて、リラックスできます。
耳と映像で外国語に触れられる素敵な時間でした。
阪大外国語学部4回生Nさんより:
外国学図書館には3階に、開架のない机とイスだけの閲覧室があります。机が広くて資料を大量に広げられること、開架が遠いので使う人が少なく、部屋をほぼ独り占めできること、大きな窓があり広場の閑散とした様子を眼下に見下ろすことができること(講義棟に当たる夕日や少しずつ減っていく人通りを見るのが好きでした)、そしてWifiが最も強力な部屋だったことからとても気に入っていました。私にとってまさに「苦楽をともにした部屋」で、新しい発見があった日も、能力の無さに打ちのめされた日も、あの部屋とともにありました。
図書館には、机や椅子が至る所に設置されているので、自習も読書もしやすくて、 (授業に関係のないものを含めて)言語をはじめ外国に関する興味のある本を たくさん読んだ思い出が詰まっています。
また、特に気に入っているのは4階のAVライブラリーです。
スクリーンが沢山あって外国学図書館にある映画を視聴できるようになっており、 その一つ一つが、3方面を顔より高い壁で囲まれているので隔離具合もちょうど良く、 ヘッドフォンも完備され、椅子の座り心地もよく、 疲れていても自分と映画だけの世界に没頭できて、リラックスできます。
耳と映像で外国語に触れられる素敵な時間でした。
阪大外国語学部4回生Nさんより:
外国学図書館には3階に、開架のない机とイスだけの閲覧室があります。机が広くて資料を大量に広げられること、開架が遠いので使う人が少なく、部屋をほぼ独り占めできること、大きな窓があり広場の閑散とした様子を眼下に見下ろすことができること(講義棟に当たる夕日や少しずつ減っていく人通りを見るのが好きでした)、そしてWifiが最も強力な部屋だったことからとても気に入っていました。私にとってまさに「苦楽をともにした部屋」で、新しい発見があった日も、能力の無さに打ちのめされた日も、あの部屋とともにありました。
一人ひとりの思い出の中にしっかり染み込んだ、愛され図書館ですね。

広場から南向きに降りる、大きな階段。

通称「墓石階段」。
なんで墓石階段と呼ばれているのかというと、、、「下から見たら墓石っぽいから」ですって!

「ちかだん」へ。

ここも明るい学生憩いの場。てか箕面キャンパス、集える場所多くてよい◎

墓石階段を下りると、おまちかね!福利会館へ!

生協食堂「レインボー」!
生協コンビニ「シェリー」!
生協購買・書籍「シャンティ」!
生協コンビニ「シェリー」!
生協購買・書籍「シャンティ」!
大阪外大時代を過ごしたTさんより:
私が入学した時は、国立大学の食堂で日本一美味しい(特にラーメン)という噂で、お昼はラーメンばかり食べてました。(今思えば発信元が分からない…笑)
阪大外国語学部デンマーク語専攻2017年度卒業生Oさんより:
レインボーはやはり、友人と語り合った思い出にあふれています。
私が入学した時は、国立大学の食堂で日本一美味しい(特にラーメン)という噂で、お昼はラーメンばかり食べてました。(今思えば発信元が分からない…笑)
阪大外国語学部デンマーク語専攻2017年度卒業生Oさんより:
レインボーはやはり、友人と語り合った思い出にあふれています。
食堂は開店前でした。箕面の学食も食べてみたかったな~。

中は結構、っていうかめっちゃ広い。感染症対策で、きちんと仕切りもしてあります。
あ、購買は開いてます!(※取材時)

シャンティへ。

こちらも引っ越し作業が着々と進んでいる様子でした。
いろんな語学の本ありますね~さすが!

外国語学部マークグッズですって!

こちら食堂の2階「サティア」! ここも学生が集える場所!

閉まっていたので静かな様子でしたが、長イスがあったり、カラフルで明るい印象でした。
福利会館1階も2階も、授業期間中は沢山の学生が集ってきっと賑やかなんだろうな~!
巡り巡って……

Uさん:Oさん、これで一周してきたな。どうやった?
編集部O:テスト最終日ということもあってか、やはり静かですね。
今日の取材前に外国語大学/外国語学部出身の方たちにおすすめ話を聞いていたので、ここでみんな青春を過ごしていたんだなと思いを馳せながら歩いていました。
なんだか寂しい気持ちと感謝の気持ちがわいてきました。
Uさんどうですか?
Uさん:このキャンパスのいたるところに思い出が詰まっていて、寂しい気持ちはあるけど、ほんまにこの箕面キャンパスにはありがとうっていう気持ちでいっぱいやわ。
編集部O:そして、ココでなんでも揃いますね。生活もできる。体育施設も充実してる。ひとつの大学として、充実した学生生活の場として成り立っていたんだなと改めて感じました。
それにしてもちょこちょこ座れる場所、集える空間が多いのは本当に良いですよね! 私は学生時代、お昼時の食堂の席確保とか15時くらいに友達とおしゃべりする場所を確保するのに苦労した覚えがあります。。。
箕面新キャンパスにも気分に応じてひとりで使える場所、複数人で集える場所がたくさんありますもんね。研究室前のポスターもそうですが、そうやって外国語学部の文化や雰囲気が引き継がれて、この素晴らしいキャンパスと同じくらい愛される新キャンパスになることを願っています!!!
<オマケ>
帰り道。これから吹田キャンパスに戻ります。

再履バス同好会のみなさん(外国語学部生)より:
「学内バス乗り場も思い出深いです。なにより、待機列を覆いきることができる長さのテントと暖色の照明、先着10名限定ですが簡易ベンチのおかげで、雨降りしきる夕方の帰宅待ちでも本を濡らさずに読むことができたのがどのバス停よりもありがたく感じていました。」
「私が箕面キャンパスでかなり気に入っていた場所は、やはりバス停のあたりですね。再履バスや路線バスに乗るために並んでいる間に、バスさんたちを眺めるのが本当に至福でした。」
「学内バス乗り場も思い出深いです。なにより、待機列を覆いきることができる長さのテントと暖色の照明、先着10名限定ですが簡易ベンチのおかげで、雨降りしきる夕方の帰宅待ちでも本を濡らさずに読むことができたのがどのバス停よりもありがたく感じていました。」
「私が箕面キャンパスでかなり気に入っていた場所は、やはりバス停のあたりですね。再履バスや路線バスに乗るために並んでいる間に、バスさんたちを眺めるのが本当に至福でした。」

バスさん! もう、このキャンパスを走るのも最後ですね。また新キャンパスで会いましょう!
いままでありがとう!お疲れさま!
あ、次回「3月号」は、3月中にまた掲載したいと思います。乞うご期待!
箕面新キャンパスのこと、まだまだ気になる!という方はこちら🔽
「これからの百年も大阪に国際人を育てる」箕面新キャンパス - 大阪大学公式ウェブサイト
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