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Edible Flower 食用花 〜食卓をいろどる花々〜

2020.02.14
 HandaiWalker
エディブルフラワーとは、エディブル ( 食べられる ) フラワー( 花 ) と書く通り、食べるために育てられた花です。料理に添えたり、お菓子の飾りつけに用いたりします。

キンギョソウ

春に開花する色も形も香りも魅力的な花。名前の通り、金魚のような形の花が穂状に咲きます。英語では花の形が竜の口のようだということで Snapdragon と呼ばれます。口を連想させる花の形状から「おしゃべり」「でしゃばり」などといった花言葉が生まれました。
キンギョソウ
Antirrhinum majus

カモミール

ハーブとしてご存知の方も多いことでしょう。りんごに喩えられる芳香をもつカモミールは、アロマやハーブティーに用いられています。 また、抗炎症作用や鎮静作用があり、ヨーロッパでは昔から万能薬として重宝されていました。
カモミール
Matricaria chamomilla

パンジー

目のような模様や傾いて咲く様子が、考え込む人のように見えることから、フランス語で「思考」を意味する pensée と名づけられました。学術的には同じものですが、実は、花の大きいものをパンジー、小ぶりのものをビオラと呼んで区別します。
パンジー
Viola × wittrockiana

サイネリア

冬から春にかけて見頃を迎えます。 カラーバリエーションが豊富で、寒い時期に色鮮やかな花を咲かせることからつけられた花言葉には、「いつも快活」「喜び」。しかし、日本語の発音から「死」や「災」を連想させるということで贈り物などには向かないようです。
サイネリア
Pericallis × hybrida

サクラ

春といえば、桜。花といえば、桜。 日本人には特に馴染み深い桜ですが、観賞するだけでなく食す文化もあります。桜餅などに代表される葉の塩漬けなどが知られています。もちろん、果実はさくらんぼとして食べられています。
サクラ
Prunus

セイヨウアブラナ

野を一面黄色く染める春の花。実は、一般的に菜の花と呼ばれるものはアブラナの総称です。名前の通り種子から油がとれますが、野菜としても食されます。ブロッコリーやキャベツもアブラナ科で、黄色い花を咲かせます。
セイヨウアブラナ
Brassica napus
参照
https://www.myherb.jp/main/library/herb/ka/kamiture.html
http://hananoomoi.com/archives/847
https://rennai-meigen.com/cneraria-hanakotoba/#01
http://gasagasa.la.coocan.jp/tamagawa-juku/How.to-juku/zukan/ kusa.bana/haru/karashina/karashina.html
最終閲覧日 2019年12月19日

~ Recipe ~

ここでは、エディブルフラワーを使用したお菓子のレシピを紹介します。特別な日にお花でテーブルを彩ってみてはいかがでしょうか。また、プレゼントに添えてみてもいいかもしれません。
調理をする前に、少し、そのまま食べてみました。
トレニア:ニチニチソウ
●トレニア : やわらかく、野菜ほど食感がシャキシャキしていませんが、その分筋もないので飲み込みやすいです。香りはほとんどせず、ほんのり甘味と苦味が感じられます。

●ニチニチソウ : 1枚だけ花弁がハート形で見た目にもかわいらしいです。華やかなピンクが特徴的です。繊細な舌触りでくせのない味わいが楽しめます。

パンナコッタ

パンナコッタ

濃厚でクリーミーなパンナコッタと缶詰のシロップベースのゼリーです。ゼリーに花を閉じ込めるので花の色鮮やかさが長く楽しめます。また、ほんのりとした酸味と花の相性が想像以上に合います。

準備するもの(3個分)

パンナコッタ
  • 生クリーム:100ml
  • 牛乳:100ml
  • 砂糖:大さじ 1.5 杯 ( 好みに応じて )
  • 粉ゼラチン:2g
  • 水:大さじ1杯 ( 粉ゼラチンを溶かすため )
ゼリー
  • 缶詰のシロップ:50ml
  • 粉ゼラチン:1g
  • 水:大さじ1杯 ( 粉ゼラチンを溶かすため )
  • エディブルフラワー:数枚

作り方

  1. ゼラチンを湯でふやかす。
  2. 鍋に生クリーム、牛乳、砂糖を入れ、中火で温める。沸騰しやすいので目を離さないこと。
  3. 鍋にゼラチンを入れ、溶かす。
  4. カップに注ぎ、粗熱をとってから冷蔵庫に入れて 3 時間冷やし固める。
  5. エディブルフラワーを冷やして固めたパンナコッタの上に飾りつける。
  6. ゼラチンを湯でふやかす。
  7. 缶詰のシロップにふやかしたゼラチンを入れ、溶かす。
  8. エディブルフラワーの上から溶かしたゼラチンを注ぐ。
https://cookien.com/recipe/13743/
https://www.kurashiru.com/recipes/25777998-2387-42fe-925b-da7c61de9357
最終閲覧日 2019年12月19日
クッキー

クッキー

焼く前に少し埋め込むように花を乗せて、上から卵白でコーティングします。焼き上がると、押し花のようになり、おしゃれです。

準備するもの(25 枚分)

  • 薄力粉:120g
  • 砂糖:60g
  • 無塩バター:60g
  • 卵(卵黄・卵白):1個
  • エディブルフラワー:数十枚

作り方

  1. エディブルフラワーの上に本などの重石になるものを敷いておく。
  2. オーブンを 170°Cで予熱する。
  3. ボウルにバターを入れてやわらかくなるまで練り、少しずつ砂糖を加え、白っぽくなるまで練りつづける。
  4. さらに卵黄を加えて混ぜる。
  5. 薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで切り混ぜる。できた生地をまとめてラップでくるみ、1 時間ほど冷蔵庫で寝かせる。
  6. 厚さ 4 mmほどに麺棒で伸ばす。このとき、まな板や麺棒に生地がくっつかないように薄力粉を少しふると良い。
  7. 型抜きをし、クッキングシートを敷いた天板に並べる。
  8. エディブルフラワーをクッキーの上から少し押し込むような形で乗せて、上から溶いた卵白を刷毛で塗る。
  9. 170°Cで20分焼く。( 準備をしている間に予熱をしておくとよい。)
( 中には毒のある花や、農薬が使われている花があるので、あくまで食用として売られている花を使用してください。)

[2020年2,3月号より]


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現在配布中の2,3月号は他にも、バレンタインの思い出やチョコレートの作り方を紹介した「ちょこちょこっとちょこれーと」や、献血について紹介した「献血に行こう!」などの記事を掲載しています!
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(HandaiWalker編集部)

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