体操部
~創部史上初の快挙!~
体操部が2023年6月2日(金)~4日(日)にグリーンアリーナ神戸で開催された西日本学生体操選手権大会(インカレ)に出場した。今津快斗さん(基礎工学部2年生)と髙見仁人さん(工学部2年生)が、全日本学生体操競技選手権大会(全日本インカレ)に駒を進める快挙を成し遂げ、今津さんは47位、髙見さんは75位と健闘した。
男子はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目、女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4種目を熱戦。部内ではアップメニューや練習法を共有し、先輩後輩関係なくお互いにアドバイスし合い、技術力向上に努めてきたことが成果となった。
髙見さんは、「自分の演技動画を毎回撮影して、0.1点にまでこだわった、減点がない演技を作りました。演技の構成難度は到底インカレに及ぶ点数ではありませんでしたが、その分、技術点に力を注ぎました。」と、全日本インカレ出場に向けた熱い思いを語った。
今津さんは、けがや痛みとうまく付き合いながら、勝ち取った全日本インカレ進出だった。「関西インカレ前に足の指を骨折してしまいましたが、ギプスが取れるまでは基礎トレーニングを地道に行ったことで、すぐ技を取り戻すことができました。」と、けがを乗り越えるための努力を力強く語った。
~女子部員も奮闘!~
また、女子は今年度初めて公式戦で団体を組むことのできる人数が揃い、存在感を発揮した。女子団体は初心者の選手で構成されながらも、難度の高い技を練習し、0.1点にまでこだわる減点の少ない演技を目指して日々練習に励んでいる。日々着実にレベルを上げる彼女たちの姿勢に、期待が高まる。
~阪大体操部の目指すところ~
体操部の目標は、「七大戦団体優勝、全日本インカレ個人出場」。男女ともに他大学では競技経験者率が高まるなか、技の難しさを追い求める選手が増えつつある。旧七帝大全体での体操競技のレベルは格段に上昇しており、今後も厳しい戦いが予想される。
しかし阪大体操部は、技の難度を上げつつも美しさを追求しており、他大学とは一線を画す存在となっている。現在は9月の七大戦に向けて、日々工夫を凝らしながら練習を重ねている。髙見さんは「体操は個人競技ですが、だからこそ声かけやお互いを見合うことで鼓舞しあい、困難を乗り越えることができる最高のスポーツです」とその魅力を語る。
昨年の七大戦で男子団体優勝を勝ち取った実績を持つ阪大体操部。本年度の七大戦は、9月1日(金)~9月3日(日)に埼玉県の彩の国くまがやドームで開催予定。今後の活躍がますます期待される。