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漕艇部 第74回朝日レガッタ男子優勝・女子銅メダル獲得!🚣

2023.07.12
 阪スポ

漕艇部

55年ぶりの男子優勝、2年連続の女子メダル獲得🥇

2023年5月3日(水)~6日(土)に、滋賀県の関西みらいローイングセンター(滋賀県立琵琶湖漕艇場)にて第74回朝日レガッタが開催された。
大阪大学漕艇部は、昨年の女子舵手付きクォドルプル優勝に続き、今年は男子舵手付きフォアが優勝、女子ダブルスカルが第3位に入賞を果たした。同大会での男子種目優勝は1968年の男子エイト優勝以来55年ぶりで、女子は2年連続のメダル獲得となった。
通常の大会が2000mレースなのに対し、朝日レガッタは1000mレースと、距離が短い大会である。そのため、選手たちは1000mで全力を出し切れるように調整をする必要があった。

男子舵手付きフォア、敗者復活戦を制す

男子舵手付きフォアのクルーメンバーである柏原航太さん(基礎工学研究科博士前期課程1年)、森正翔さん(法学部法学科3年)、菊池蘭生さん(工学部地球総合工学科3年)、大玉佳凛さん(人間科学部人間科学科3年)、古賀琉斗さん(工学部応用理工学科2年)の5名は、予選で思うようなレースができず、敗者復活戦に回った。予選レース後にシートチェンジ(座る順番を変えること)を行うなど、レースごとに修正を重ね、決勝までコマを進めた。決勝戦では、スタート直後は他のクルーに出られたものの、残り250m付近からラストスパートで一気に差をつけ、接戦を制した。
菊池さんは、「2000mレースの西日本選手権から期間がなく、調整に苦労した大会だった。しかし、予選、敗者復活戦、準決勝全てで課題を見つけてそれに対して変化を与えることができ、クルーとして成長を感じられた。また、合同練習や連盟合宿のおかげで友人が増えたことで試合前に声を掛け合うことがあり、人に恵まれていること、競技性の素晴らしさを再確認できた。」と語った。
優勝を決めた直後の男子舵手付きフォア

女子ダブルスカル、決勝戦での大奮闘

女子ダブルスカルのクルーメンバーである、髙塚紗弥菜さん(理学部物理学科3年)、西原麻衣子さん(人間科学部人間科学科2年)の2名は、レースごとに自分たちの改善点を見つけ、レース後やレース前の早朝練習で調整し、決勝戦進出を果たした。スタートでミスがあり、全艇に出られたが、300m付近で立て直し徐々に差を詰め、500mを過ぎたあたりで4位争いまで戻った。最後はスパートを早めにかけてあげ切り、3位でゴールした。
西原さんは、「私たちのクルーは良い状態に持ってくるまで時間がかかるので、1000mという短い距離でのレースに不安を抱えていました。予選では、荒れたコンディションにうまく対応することができず、京都大学に次いで3着となり、敗者復活戦にまわることになりました。そして敗者復活戦では1着で準決勝に上がることができましたが、まだ自分たちの納得のいくものではなく、レース後に琵琶湖、瀬田川でスタート練習を重点的に行いました。そして準決勝では、スタートで出ることができ、また、翌日の決勝では今までのレースで一番良い漕ぎができた気がします。」と語った。
女子ダブルスカルのレースの様子

本年度のスローガン『ゴリ押し』に込められた、攻めの姿勢

漕艇部は、シーズン序盤の大会で、男女ともにメダルを獲得するという良いスタートを切ることができた。2023年度スローガンの『ゴリ押し』に込められた、攻めの姿勢で、ゴリ押しで、どんな逆境にもめげずに漕ぎ続けるチームを目指し、より一層の練習に励む。
続く6月18日(土)に開催された阪名戦では総合優勝を果たすとともに、7月1日(土)~2日(日)に開催された関西選手権でも女子クォドルプルで3位に入賞するなど、活躍を続けている。9月の全日本大学選手権(インカレ)での活躍も大いに期待したい。
表彰式の様子
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