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漕艇部 年間最優秀クラブ賞「赤堀賞」を受賞! 主将インタビュー🎤

2024.03.29
 阪スポ
大阪大学漕艇部

漕艇部

令和5年度 年間最優秀クラブ「赤堀賞」を受賞🏆

大阪大学漕艇部は、大阪大学体育会に所属する団体で体育会の発展に尽力し、他の団体の模範となるものと評価された団体に授与される、「赤堀賞」(年間最優秀クラブ)に選ばれた。
表彰基準は「関西学生連盟またはそれに相当する協会などに属する団体で、そのクラブの属する連盟または協会などの所属校数、日常練習、成績、規律などの面から評価し、本体育会所属団体のうちで最も優秀なもの。」と定められる。
大阪大学体育会によると、「漕艇部はインカレメダルを目指し週6日と熱心に練習し、数多くの大会で優勝や上位入賞を果たした。 また、大阪ボート協会に役員を派遣して協会運営に携わり、関西学生ボート連盟に役員や各大会に審判を派遣して大会運営を積極的サポートした。 そういった日々の活動や成績が評価された。」と解説している。
〈令和5年度の主な戦績〉
・第74回 朝日レガッタ
    男子舵手付きフォア優勝
    女子ダブルスカル3位
・2023年度 関西選手権競漕大会
    女子クォドルプル3位
・第8回 西日本選手権競漕大会
    男子舵手付きフォア準優勝
    女子ダブルスカル3位

主将インタビュー ~目標を目標のままで終わらせない~🎤

ボート競技は主に夏をシーズン期間とするスポーツである。水上で行うスポーツということもあり、オフシーズンである冬場はどのような練習をしているのだろうか。今回は次のシーズンを見据えた冬場の練習等について、主将にインタビューをした。
今季主将 菊池蘭生さん(工学部地球総合工学科4回生)
Q:赤堀賞を受賞した気持ちを教えてください。
A:いつもの大会とは違い結果でなく練習や試合運営の点で評価されたことは、毎日の生活に自信をもたらしてくれるものであり大変嬉しく思います。大学の中で一番優秀であったという評価は、部員全員が誇ることができるものだと思います。
Q:次のシーズンにはどう活かしたいですか?
A:当たり前に行っていたことを評価していただいたので、この当たり前の伝統を次のシーズンに引き継ぎでいきたいです。加えて全員が一人一人大学で一番だという自覚を持ち、アスリートとして誇りを高く持って生活していきたいです。
Q:冬のトレーニングメニュー、乗艇について教えてください。
A:冬場も艇に乗って練習を行いますが、気温が低く水も冷たいので練習水域が普段の半分の約3kmに制限されます。自分の漕ぎを矯正するためにレースよりもずっとレート(1分に漕ぐ回数)を下げて一本一本丁寧に漕いでいきます。一本の質が問われる分より神経を使います。
Q:なるほど。ありがとうございます。シーズン中とオフシーズンで違うところはありますか?
A:ボートは水上で行うスポーツなので体重もゴールタイムに影響します。そのためシーズン中は体脂肪率を男子は10、女子は20近くまで落とします。逆にオフシーズンでは筋肉量を増やすためにたくさん食べて大きくなれるようにしています。部員の何人かは顔が太ってしまったと嘆いています。
Q:冬の練習で意識していることはなんですか。
A:大会のような高いレートでの練習が少なく低いレートで練習をしています。そこで高くなっても通用する漕ぎをすることを意識しています。レートが低いから長ければ長く押すほど艇は進むのですがそれは高いレートでは通用しません。他にもゆっくりする場所と早くする場所のメリハリをつけることも行なっています。
Q:練習以外で冬に意識していることはありますか。
A:多くの部員と話すことを意識しています。練習後部室でスタッフの作ってくれた食事をとるのですが、それはいつも同じ人とでした。それを冬季は部員の悩みや新しい考え方などを知るためにあえて同じ人と食べることをやめました。頻繁には話さない人と話すことでより部員に寄り添った部活作りをしていきたいです。
Q:冬の練習を行う中で辛いことやしんどいことはありますか。
A:大会前になれば焦りが出てくるのですが、冬季の寒さのストレスも相まってやる気が下がる選手をみます。
Q:今年の冬新しく取り組んでいることはありますか。
A:冬季の目標を掲げ冬だからこそできる自分の漕ぎの改善やボディメイクへの意識を高めています。自分の漕ぎに関してビデオをスタッフに撮ってもらい練習後、学年関係なく意見交換を行なっています。
ボディメイクに関してはトレーナーによるオフの日の食事管理によって着実に部員の体力が増えていることを実感しています。
加えてスタッフと漕手の交換会をやる予定でお互いの日々行なっていることを体感してよりチームの結束力を高めようとしています。
Q:それならモチベーションも維持しやすそうですね。今年のオフシーズンの部の雰囲気を教えてください。
A:目標が明確な分、部員は切磋琢磨しているように思えます。明らかに体重が増加して、体力値も上がっています。それに伴い練習強度が上がり疲労困憊になる日もありますが、部員がそれぞれやる気を引き出しあっていると思います。
Q:素晴らしいですね。では最後に新シーズンへの意気込みをお願いします。
A:目標を目標のままで終わらせないために、実現するための知識と情報を使って具体的に対策を立てています。しかし、やらなければ分からないことづくしなので柔軟な対応も行なって楽しく、強い組織を作っていきます。

三月になり、気温も徐々に暖かくなってきた。オフシーズン明け初めての大きな大会である朝日レガッタもあと約二ヶ月と迫っている。厳しい冬を乗り越えたボート部はどんな勇姿を見せてくれるのだろうか。
📅今後の予定
5/3(金)〜5/5(日) 朝日レガッタ
5/26(日) 阪名戦
7/6(土)、7/7(日) 関西選手権
9/4(水)〜9/8(日) 全日本大学ローイング選手権大会(インカレ)
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