みなさんあけましておめでとうございます。『まちかねっ!』編集部Oです。

本当はあけおめ気分で1月号『編集部O、箕面新キャンパス周辺を探検する!』をお送りしたかったわけですが、緊急事態宣言のために取材見送りに!(おしゃれなカフェ、巡りたかったな。。。)
で、あれよあれよと言う間に時は流れ……今日は2月31日ということで強引に2月号(前編)お送りします!いや、3月号は(後編)ではなく、また別の内容を考えていますので!
箕面キャンパス、移転まであと一か月ですね!!
聞いたところによると、新キャンパスの建物はついに工事完了!して清水建設さんから阪大に引き渡され、什器が入り始めたらしいです!
阪大インスタなどで皆さんも既にチェックなさっているかもしれませんね。
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12月号でお伝えした5階の学生交流スペース!めちゃカラフルでかわいいです♡
新キャンパスいいな~いいな~私も学びなおしたい~
と浮かれていたところ、ななめ向かいの席の眼がギラリ。

Uさん:Oさん、ちょい待ち。そもそも、現キャンパスのこと知ってるか?
編集部O:その声は、阪大広報のYouTuberであり大阪外国語大学モンゴル語専攻1998年卒業生でもあるUさん・・・!えーと、そういえば私、今の箕面キャンパスには一度しか行ったことがありません。。。
Uさん:かーっ!今の箕面キャンパスの色々を知らずして、新キャンパスが語れるかいな!思い知らしたるわい。明日の朝8時半に、世界時計の前に来たれや……いや、失敬。案内したるわ。
編集部O:一瞬パワハラな気がしたけど、やったー!お願いします!
いよいよお別れの箕面キャンパス巡り、スタート!

ということで次の日の朝イチ。箕面キャンパス着いた!大阪モノレール彩都西駅から歩いてきました!
ちなみに事前に
箕面事務室Mさんより:
りくろーおじさんが午前8時からあいていてパンが買えます。
阪大外国語学部デンマーク語専攻2017年度卒業生Oさんより:
りくろーおじさん彩都の森店は学生や家族連れでにぎわっています。パンが美味しいのはもちろん、コーヒーや紅茶が無料でおかわりし放題(当時)なので、ゆっくり楽しめる空間でした。
りくろーおじさんが午前8時からあいていてパンが買えます。
阪大外国語学部デンマーク語専攻2017年度卒業生Oさんより:
りくろーおじさん彩都の森店は学生や家族連れでにぎわっています。パンが美味しいのはもちろん、コーヒーや紅茶が無料でおかわりし放題(当時)なので、ゆっくり楽しめる空間でした。
との情報をゲットしていましたので、コーヒーも飲んで、ばっちりです👍
こんな風に、箕面キャンパスで過ごしてきた卒業生や外国語学部在学生などの関係者にリサーチして教えてもらったコトも盛り込んでいきますよ~。
さて、集合場所の中庭へ。

Uさん:おいっす!まずはこのA棟の学生談話室で今日のプラン練ろか。

Uさん:まず箕面キャンパスって、大きくは環状に道路が通っていて、その周辺に沿って講義棟や体育施設、福利施設があるって感じなのね。

Uさん:だから時計回りに講義棟の立つ南側エリアから体育施設が多い北側エリアを目指して、最後に学食とかある福利施設を見てみよか。きっと色んな姿を紹介できると思うわ。
編集部O:ハイ!せっかく来たので、ひととおり巡ってみたいです!
いざA棟っ!箕面キャンパスの講義室ってどんなの?


編集部O:箕面事務室の教務窓口にやってきました。外国語学部の学生さんがレポートの提出や履修相談に来るのはココですね!
Uさん:せやねん。ただ、同じ階に箕面学生センターっていうのもあってな、そこでは奨学金や授業料免除、キャリア支援などをやってるのよ。学生から見てみたらちょっとややこしいやろ?せやから外国語学部の事務室と学生センターが、新しい箕面キャンパスでは同居することにしたんよ。

編集部O:貸出備品にラジカセがある!外語っぽいですね!
Uさん:うわっ、懐かしいわ。僕の学生の時、ラジカセ携えた先生が棟内をうろうろされてたからね。外国語学部ではモンゴルの流行音楽とかラジオ放送を授業で聞いた覚えがあるわ~。
編集部O:リスニングの授業ですか?
Uさん:いや、それだけやないで。外国語学部ではそれぞれの言語のオーラル(リスニング・スピーキング)、文法、長文読解などの高校でみんなが経験してきたような授業のほか、各語科の文化や社会について学ぶという授業もあるねん。ちなみに僕はモンゴルの競馬を研究してたんやで。
編集部O:へえ~。外国語学部って実はあまりイメージできていなかったのですが、その国や地域について深い学びができるわけですね。そりゃますます留学したくなるだろうなあ~。そして、モンゴルの競馬・・・!🐎
Uさん:実際にモンゴルに渡って有名な調教師のおっちゃんの家に行って調教方法とか聞いたんやで。🐎🐎


Uさん:阪大広しと言えども、ここより小さい教室って無いんちゃうかな?広さは和室で言うところの10畳くらいちゃうか。いまは自習室になってるけど、僕はここで満州語の授業を総勢3人で受けていたわ。。
編集部O:つめつめですね(笑)

A棟を見学していたところ、なんとたまたま屋上にあがることができました!遠くまで見渡すことができますね。夜景もきれいだそう♡
Uさん:梅田のビル群は当然ながら、あべのハルカスまで見えるんやで。晴れた日には通天閣とかPLの塔もみえるんちゃうか、うそやけど。

Uさん:この中庭も長い時間を過ごしたわ。ここで座ってたら同じ語科や部活の友人と絶対会えたもんなぁ。部の先輩を見つけたら財布を強奪、いや預からせていただいてよく学食に行ったもんやわ(実話)

編集部O:静かですね。そういえば、大阪外大時代を過ごしてきた人たちと阪大外国語学部時代を過ごしてきた人たちとで、箕面キャンパスに対するイメージも多様なのが印象的でした。Uさんは大阪外大の学生として、その後は阪大の職員として、箕面で過ごした時間が長いですよね。どんなイメージですか?
Uさん:学生時代はとにかく賑やかやったって印象やわ。狭いキャンパスにうじゃうじゃ人が居るって感じ。夜間課程もあったから夜も21時くらいまでめちゃにぎやかやったで。あとはほんまに特に女子学生が多かったなぁ。統合後は一転して、学生数が減ったせいか落ち着いたイメージに変わったね。あと男子学生の比率も若干上がったみたいやで。
編集部O:統合前後でだいぶ規模が異なるのですね。それは印象も変わりそうです。でもみなさんの話を聞いていると、キャンパスの印象は変わっても、箕面キャンパスならではの姿に愛着を持っている点は共通しているようですね。
大阪外大モンゴル語専攻卒業生Tさんより:
外大ならではというか、1日中中庭でジャンベ(アフリカの楽器)叩いてる人がいたり、明らかに長期旅行の帰りの人(身なりの汚いバックパッカー)がいたり、スコットランドの伝統衣装を着て授業に出る人がいたりと、外国への愛が深く、個性の強い学生が多かったように思います。
阪大外国語学部デンマーク語専攻2017年度卒業生Oさんより:
箕面ならではの風景、雰囲気、名物、穴場…「田舎」「何もない」「交通の便が悪い」などあまりお褒めの言葉はもらえませんが、私はそこが一番の魅力だと思います。
ごちゃごちゃしていないからこそ、帰り際、夕方はオレンジに染まる空やマンションの灯、夜は遠くに見える夜景など、都会にいたら目にとめず通り過ぎてしまいそうな物事にまで目を向けられますし、その静けさは心を癒してくれる空気をまとっていると思います。
雪が積もるほど寒い日もありますが、人といる時の温もりを、より有難く感じられました。
便利な場所にはない魅力があって、しかしながら大学生活を送るには十分に便利な場所だと思います。
そして、現箕面キャンパスは、あらゆる場所が友人と話しやすい空間になっている一方、一人で集中できる場所も適度に存在するので、どちらのシーンでも落ち着ける大好きなキャンパスです。
外大ならではというか、1日中中庭でジャンベ(アフリカの楽器)叩いてる人がいたり、明らかに長期旅行の帰りの人(身なりの汚いバックパッカー)がいたり、スコットランドの伝統衣装を着て授業に出る人がいたりと、外国への愛が深く、個性の強い学生が多かったように思います。
阪大外国語学部デンマーク語専攻2017年度卒業生Oさんより:
箕面ならではの風景、雰囲気、名物、穴場…「田舎」「何もない」「交通の便が悪い」などあまりお褒めの言葉はもらえませんが、私はそこが一番の魅力だと思います。
ごちゃごちゃしていないからこそ、帰り際、夕方はオレンジに染まる空やマンションの灯、夜は遠くに見える夜景など、都会にいたら目にとめず通り過ぎてしまいそうな物事にまで目を向けられますし、その静けさは心を癒してくれる空気をまとっていると思います。
雪が積もるほど寒い日もありますが、人といる時の温もりを、より有難く感じられました。
便利な場所にはない魅力があって、しかしながら大学生活を送るには十分に便利な場所だと思います。
そして、現箕面キャンパスは、あらゆる場所が友人と話しやすい空間になっている一方、一人で集中できる場所も適度に存在するので、どちらのシーンでも落ち着ける大好きなキャンパスです。
さあ、いよいよUさん思い出の教室へGO!
いまは全く使われていないD棟にやってきました。

現役の外国語学部生から、こんな声もいただきました。
阪大外国語学部4回生Nさんより:
もし可能でしたら廃墟と化しているC棟とD棟の2階より上の様子を撮影して頂けないでしょうか?ずっと気になっていて、コロナさえなければ仲の良い先生にお願いして最後に見せていただこうと思っていたのですが、そういうわけにもいかなくなってしまいましたのでせめて写真だけでも中の様子を見てみたいです。D棟の方は階段教室のようなものがあるように外部から窺えます。ぜひその部分もお写真をお願いします。
もし可能でしたら廃墟と化しているC棟とD棟の2階より上の様子を撮影して頂けないでしょうか?ずっと気になっていて、コロナさえなければ仲の良い先生にお願いして最後に見せていただこうと思っていたのですが、そういうわけにもいかなくなってしまいましたのでせめて写真だけでも中の様子を見てみたいです。D棟の方は階段教室のようなものがあるように外部から窺えます。ぜひその部分もお写真をお願いします。
ほう、現役生も気になる「まぼろしの教室」ですね!普段施錠しているみたいなんですが、特別に開けてもらいました。わくわく!


Uさん:卒業後初めてここに来たわ。当時は一学年1000人を超す学生が居て、この教室がいっぱいになるくらい学生がおったんよ。統合後、この教室はずっと使われてないらしいんやけど、ここって多分、阪大に存在する教室で最大規模の教室やで。
編集部O:1000人!?え、いやたしかに中段からの景色でこれですもんね。ほんっと大きい教室。お、教室の前方には音響施設がありますね。当然当時もマイク使用ですよね。

写真は電気が点いていないときの様子ですが、だいぶノスタルジックな感じ出てました。
テーブルもイスも木でできていて、自分で引き出して固定するんです。ホワイトボードじゃなくて黒板というのもイイ味出てるっ。

Uさん:まだこの建物残ってたんやな。いまは倉庫として使われてるようやけど、かつてはこの倉庫で夏まつり実行委員会が看板製作など、夏まつりの準備をしていたんやで。

編集部O:キャンパスの中心がグラウンドなんですね。
Uさん:そうやで。オレらのときはここでひとつの大学だったからな、グラウンド、プール、テニスコート、ハンドボールコートなど一通りの体育施設が揃ってたのよ。

Uさん:グラウンドも大きいやろ?国立大学で夜間照明がついているところって珍しかったのよ。テニスコートにも夜間照明があるしね。昔の外大には2部、夜間主コースっていう、主に夜間に授業が開講される課程があって、夜に体育の授業なども開講されてたんよ。
編集部O:現役の学部生も、このキャンパスに同じような魅力を感じてくれているそうです。
阪大外国語学部4回生Nさんより:
箕面キャンパスは元々大阪外国語大学だっただけあって、統合したのちも「キャンパスの一つ」というよりは「一つの大学」としての面影を色濃く残しています。使われているのは講義棟1つと研究棟2つくらいなのに、使われなくなったC棟やD棟、体育館やプールに大きなグラウンドなど、かつてここで全てが完結していたことを感じさせる建物が残されているのをみると、「阪大のキャンパスとして建てられたのではない『異質さ』」を感じて、一層強い愛着を覚えたものです。
箕面キャンパスは元々大阪外国語大学だっただけあって、統合したのちも「キャンパスの一つ」というよりは「一つの大学」としての面影を色濃く残しています。使われているのは講義棟1つと研究棟2つくらいなのに、使われなくなったC棟やD棟、体育館やプールに大きなグラウンドなど、かつてここで全てが完結していたことを感じさせる建物が残されているのをみると、「阪大のキャンパスとして建てられたのではない『異質さ』」を感じて、一層強い愛着を覚えたものです。
体育施設が集まる北側のエリアへ。ココはいったい!?

編集部O:ここどこですか?
Uさん:こっちの北側に曲がると体育館や。曲がるで。

編集部O:体育館の横にやってきました。草原、開けている草原。。。

Uさん:Oさん、ここはな、かつてゴルフの授業をしていたところなんや!竹林の方向に向かって思いっきりボール打ってたよ。いまでこそキャンパス周辺は新興住宅地やけど、僕の学生時代はただの山やったからね。奥に見えるのはアーチェリーの的場やで。
編集部O:なんと!

続いて、体育館にお邪魔しまーす! お、なんとスリッパも「外大」仕様!

編集部O:めっちゃトロフィーありますね~
Uさん:昔の外大にはワンダーフォーゲル部や漕艇部など30ほどの体育会団体があったはずやで。いまの外国語学部って女子学生が多いけど、外大時代はもっと女子学生が多くてね、部員に恵まれやすい女子の運動部は結構いい成績を挙げるのよ。それに引き換え僕ら男子部は・・・肩身が狭い思いしてたわ(遠い目)



Uさん:僕らもここでしょっちゅうトレーニングしてたんやけど、ここは外国人留学生の利用者が多かったんやで。
編集部O:たくさん機材あっていいですね。まるでジム!

編集部O:マムシって入口にも書いてあったな。。。怖すぎ(笑)
Uさん:すぐそばに森林があるせいか、いろんな動物たちに出くわしたな。タヌキ、クマ、イノシシ、マムシ・・・夏にはスズメバチがぶんぶん飛んでたわ。そういえばよくテニスコートに何かの獣の糞が落ちてたわ。
編集部O:え、、、そういえば外国語学部生のSさんも似たようなこと教えてくれていたような。当時も今も自然豊かなんですね。
阪大外国語学部生Sさんより:
箕面らしい風景といえば、スズメバチなどの注意喚起の貼り紙などですかね。食堂の窓の貼り紙をよく覚えています。彩都西からの通学路にもあったような。いろいろな生き物が出ると言われていたキャンパスでしたね。
箕面らしい風景といえば、スズメバチなどの注意喚起の貼り紙などですかね。食堂の窓の貼り紙をよく覚えています。彩都西からの通学路にもあったような。いろいろな生き物が出ると言われていたキャンパスでしたね。


以前はこちら側もテニスコートだったみたいです。元ソフトテニス部の鬼主将だったUさん、思わず素振り🎾
Uさん:ここ、ほんまはクレーコートが2面あって、当時ソフトテニス部が使用してたのよ。いまでこそこんな姿になってしまったけど、ここに来たら学生時代に戻ったような気がするわ。あそこにネットを張る白いポールが刺さったままになってるなぁ。

Uさん:僕の部の飲み会って、1次会を梅田、2次会を北千里か千里中央でやって、3次会でこの合宿所っていうのが通例やったのよ。ここって布団もシャワーも完備されてるから、疲れた人から布団に消えていくってスタイルね。で翌朝は目の前にあるテニスコートで9時から練習(笑)
編集部O:ハードすぎて(笑)でも楽しそうです♪
来週の【後編】につづきます!
まだ半分なのですが、思い出を振りかえっていたら、とっても長い!!!ので、寮周辺やB棟や福利会館を巡る2月号【感謝の後編】はまた来週、お送りします!
現キャンパスと新キャンパスに思いを馳せつつ、お元気でっ!
箕面新キャンパスのこと、まだまだ気になる!という方はこちら🔽
「これからの百年も大阪に国際人を育てる」箕面新キャンパス - 大阪大学公式ウェブサイト
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