阪大坂を好きになろう

これは阪大生に阪大坂の印象についてアンケートを取った結果です。 新入生の頃は阪大坂がまるで夢へのロイヤルロードのように感じ、一歩一歩踏みしめながら阪大坂を登った人もいます。しかし、大学生活に慣れてきた阪大生にとって阪大坂は1限の出席を阻む大きな関門となり、だんだん敵意さえも覚えるようになります。この記事では阪大坂を好きになってもらうべく、阪大坂周辺のスポットと阪大坂を楽しめるようなレクリエーションを紹介します。

2017年度末の時点で、豊中キャンパス内の30か所以上で、弥生～江戸時代の遺物が発見されています。また、待兼山は、来ぬ人を待ちわびる歌枕としても使われています。歌枕としての「待兼山」は、山続きにあるとされる「玉坂山」とともに、平安時代中期に清少納言の『枕草子』中「山は」の段にとりあげられてよく知られるようになりました。 大阪大学総合学術博物館では待兼山に関する様々な展示を行っています。ぜひ足を運んでみてください！

1998年の試掘調査で初めてその存在が知られ、2005年の発掘調査により、待兼山5号墳は5世紀後半に築造された直径15mの円墳だと判明しました。また、待兼山5号墳からは馬形埴輪が2体出土しています。馬形埴輪に近接して出土した人物埴輪は頭部や腕の表現から馬曳（ひき）であることが分かりました。5世紀に遡る馬曳形埴輪は全国でも少なく、貴重な出土品です。

じゃんけんを行い勝者が自身の出した手に応じて前に進むことができます。グーで勝った場合は「グリコ」と唱えながら3歩、チョキで勝った場合は「チヨコレイト」と唱えながら6歩、パーで勝った場合は「パイナツプル」と唱えながら6歩、大地を踏みしめるのです。最終地点に一番早く到着した者が栄冠を得る、仁義なき闘い。まだ見ぬ坂道の末端、私たちは死闘を繰り広げたのでした。震えるような寒さとと人々の冷たい視線で私たちは凍てつきました。

阪大坂は場所によって傾斜が異なります。一体どこが一番急で、どこが一番緩やかなのかを測るべく、阪大坂の60カ所において傾斜を測定するスマートフォンアプリを用いて測定を行いました。結果の一部を地図中に示しています。
傾斜最大地点（7度）自転車置き場前
［HandaiWalker 2,3月号紙面では阪大坂各ポイントの傾斜角度を掲載！］

阪大坂を好きになるべく、阪大坂への思いをラブレターにしました。

入試の帰り道、わたしは初めてあなたと出会った。受かった気がしなくて涙を流していたときにあなたはわたしの前に現れたんだよね。君は多くの阪大生から忌み嫌われている存在だと聞いていたから、あなたに会うのは怖かった。でも実際会ってみると傾斜は思ったよりもきつくはない。しかも、君からは美しい夜景が見えるんだよね。思っていた以上にあなたは素敵だった。でも、入学してみて日常的にあなたと関わるようになると、君への憧憬は正直消えてしまったこともあった。重い荷物を抱えているとき、わたしはあなたに八つ当たりしてしまった。何であなたはここにいるの、なんて言い放ってしまったこともあったね。でもあなたはそんなわたしを受け入れてくれたよね。こんなにひどいことを言ってしまったのに、あなたはわたしを事あるごとに喜ばせてくれた。君と夜景を見ていたときに決めたんだ。わたしの素直な気持ち、あなたに伝えようって。だから言うね。わたしは阪大坂のことが大好きです。

坂道と言われて、上り坂、下り坂、どちらを連想しますか？ 悩む必要はありません。何故ならどちらも正解なのですから。「上り坂は下り坂であり、下り坂は上り坂である。」矛盾した２つの要素が共存する、不思議な空間。今回はそのような神聖なる場所を"下り坂"として捉え、スキップで舞い降りました。普段は俯きながら下る坂を、ひたすら前だけ向いて下る、一見単純で当たり前の作業ですが、私たちは大切なことに気づきました。「顔を上げてごらん、夕陽が綺麗だよ。」

阪大坂は季節ごとに様々な景色を見せます。春は桜、夏は青々と茂った葉、秋は紅葉、冬はほうきのような木々というように阪大坂を上りながら季節の移ろいを楽しめます。この写真は桜が満開の頃に撮りました。みなさんも阪大坂の写真を撮ってみてはいかがでしょうか。